大隅半島の中央部に位置する鹿児島県鹿屋市で一番の観光名所である「かのやバラ園」は、 錦江湾に面した丘陵にある「霧島ヶ丘公園」内に1993年にオープンしたバラ園で、 現在では日本屈指のバラ園となっています。
鹿屋市は「ばらのまちかのや」というキャッチフレーズのもと、バラを活かしたまちづくりを推進しています。 春と秋のバラが咲きそろう時期には、「かのやばら祭り」が開催され、様々なイベントが行われます。
また、かのやバラ園は「恋人の聖地」に認定されています。

約8haという広大な敷地に4千種5万株の様々なバラが咲き乱れるバラ園で、 「イングリッシュガーデン」「香りのガーデン」「カラーガーデン」「フェアリーガーデン」「ロイヤルガーデン」 「世界のばら園」「オールドローズガーデン」の7つのバラゾーンと、 売店やレストランから成ります。

正面入り口を入ってすぐにあるレストランでは、 バラの花の入った“薔薇カレー”や“バラソフト”が人気です。

正面玄関を入ってすぐのバラゾーンは、「香りのガーデン」です。 つるバラのアーチがトンネルとなって続き、その下をローズトレインが走っていました。
ローズトレインは正面入り口から西側入口を往復しており、乗車料は片道100円です。 とても可愛い電車なので、お子様も喜ばれるでしょう。

「カラーガーデン」 では区画ごとに色が異なる種類が集めてあります。
ハート型に這わせたつるバラのベンチがあり、記念撮影にも良い場所でした。

カラーガーデンの奥には、「切花温室・観賞温室」 があります。
切花温室では有料で、自分の選んだ花を切って持ち帰る事が出来ます。

温室前からスロープを上って行くと、「ローズチャペル」 があります。 白いバラに囲まれており、結婚式の舞台として使われます。 ここからの景色はとても見晴らしが良く、晴れていれば遠くの山々がくっきりと見えた事でしょう。

「イングリッシュローズガーデン」 は英国人園芸家が手掛けたガーデンデザインの中に、 オールドローズとイングリッシュローズが植えられています。
中央には“花嫁の像”が立っており、奥には「霧島ヶ丘公園」の展望台が見えています。
ローズガーデンの奥には、ハート型の“ローズ絵馬”を掛けて願い事をする、 ハート型の“ラブフェンス”があります。 ローズ絵馬はバラ園売店で販売しています。

「世界のばら園」 では、世界各国から収集したバラが、国別に植えられています。
その奥には 「オールドローズガーデン」 があり、 様々なオールドローズが植えられています。