熊本県阿蘇市と大分県竹田市の県境近くに位置する、阿蘇市波野はスズランの自生地として有名です。 スズランの自生地は、北海道や本州中部以北の高原に多く、九州で自生のスズランを見られるのはとても珍しいのです。 この場所は標高約800mの高原地帯で、日本最南限のスズラン自生地です。 見頃は5月中旬〜下旬で、約5万本ものスズランが可憐な白い花を咲かせます。

駐車場が整備され、「すずらん公園休憩所」があり、中ではちょっとした物品の販売も行われていました。 トイレもあるので安心です。
今回は5月中旬に訪れましたが、まだ時期が少し早く、余り咲いていませんでした。
スズラン自生地の横は放牧場で、草原の中でのんびりと草を食む牛たちの姿に癒されます。

スズランの花は、大きな2枚の葉っぱに隠れる様に咲いています。 上から見下ろしても花が見難いので、しゃがんで下の方から見て下さい。 きっと葉の陰に白い鈴なりの花が見える筈です。
スズランは毒性の強い植物です。 ここで人間が触ったり摘み取ったりする事は決してないと思いますが、 ペットを連れて訪れる方は注意して下さいね。

ここ波野のスズラン自生地では、保護の為、スズランが群生する周りに柵が設けられています。